(一社)揚重工事業協会は、関西地区を中心として揚重工事業を営む12社によって平成28年2月に設立致しました。
揚重工事という業種は約30年前に創造され、当初は役務の提供という色合いが濃く、景気の影響を受けやすいことから事業としても不安定な状況が暫く続いておりましたが、昨今、我々を取り巻く建設業界での「技能労働者(職人)の不足」という環境の中、若年労働者の雇用を促進し、技能の専門性を高め、人材育成及び組織強化に努めてきたことで、業界内でもなくてはならない業種の一つとなりました。
しかしながら、技能労働者である多くの若年労働者層の定着のためには、「建設業界内での明確な地位」「適正な賃金の保障」「安全環境の整備」が必要であり、これら待遇改善が不可欠な状況です。そのため当協会を発足し、企業単位での解決が困難な課題解決に向けての専門委員会を構成し、日々調査研究に励んでいる次第でございます。
今後我々は、若年労働者にとって建設業界への登竜門としての役割を担い、雇用の安定化を促進し、建設業界の発展に寄与することを以て地域社会や国家へ貢献して参る所存でございます。
(一社)揚重工事業協会
理事長 小林 毅圭也
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